https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2508/07/news088.html
（IT media NEWS 2025年8月7日付記事より）

東京エレクトロンは、台湾積体電路製造（TSMC）の機密情報が不正に取得されたとして台湾当局が捜査している件で、台湾子会社の元従業員1人が関与していたことを確認したと発表しました。

東京エレクトロンにとって、TSMCは米国のエヌビディアやアップルと取り引きがあり、半導体製造装置への支出額で見れば、世界最大の顧客ですので、最重要顧客と言っても過言ではありません。

従って、東京エレクトロンがTSMCとの関係悪化の危険を冒してまで、知的財産の不正取得に関与するというのは考えにくいというのが、大方の見解のようです。

一方、容疑者は、TSMCの最先端テクノロジーである「回路線幅2ナノメートル製造技術」に関する情報を標的にしていたとのこと。

この最先端チップの量産に向け本格的に取り組んでいるのは、TSMCの他には、韓国のサムスン電子と米インテル、日本のラピダスのわずか3社に過ぎないのですが、どうやら、先日、回路線幅2ナノメートル相当の半導体の基幹部品の開発に成功したラピダスとの関係を疑われているようです。

ラピダスの東哲郎会長が、東京エレクトロンの社長、会長を務めた経歴があるからです。

でも、それにしてはタイミングが良すぎるわけで、TSMCによるラピダス潰しとの声も上がっています。

真相はどうなのでしょう？

きらめき国際特許事務所

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