https://www.agrinews.co.jp/news/index/169468
（日本農業新聞 2023年7月13日付記事より）

　

メルカリなどのフリーマーケットアプリ（フリマアプリ）上に、「べにはるか」などの無断増殖とみられる登録品種のサツマイモ苗が多数出品されていることが問題になっています。

　

その理由は、

(1) 種芋やポット苗から同じ性質の苗を簡単に増やせる。
(2) 商品の写真と説明だけで出品可能。出品前の確認がなく、禁止物でも出品できてしまう。
(3) 正規の業者と見分けがつかず、警察も捜査しにくい。

とのことです。

　

ただ、フリマアプリ上で出品されている苗は、種苗法違反であると思っていいでしょう。正規の業者であれば、楽天やAmazonなどでちゃんと店舗を構えることでしょう。

　

２０２２年に長野県が、フリマアプリ上で無断増殖とみられるブドウ「ナガノパープル」の苗木を発見し、警察に通報して出品者が書類送検され、そのことが報道されたそうですが、事件の報道により無断増殖の種苗の出品はほぼなくなったそうです。

　

フリマアプリによる取引は、売り手のみならず買い手のモラルの問題もあると思いますが、こうした違法な売り手の取り締まりを実施し、供給を止めるしかないでしょうね。

　

きらめき国際特許事務所

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